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執筆者の写真Saori Fujiwara

今年はこころの冬支度も



10月も終わり。

日本でもすっかり季節行事になったハロウィーンですが、

起源は秋の終わりとされる日に行っていたケルト人の行事だそうです。


アメリカでは、トリックorトリート!だけでなく、写真のようにカボチャを飾って

秋の収穫を祝う習慣もあるようです。


日本でもかぼちゃは秋から甘みを増し、「冬至に食べると病気知らず」。

豊かな恵みを授かった感謝とともに、来たる冬に備える。

そんな節目であることは古今東西変わらないようです。


さて、11月に入ると7日に立冬を迎え、暦の上ではいよいよ冬の始まりです。

秋分の頃には、ここで秋の養生法についてお話しましたが、

この秋は、身体よりも心に不安や不調を覚えた方が多かったようでした。


今年は特にコロナ疲れもあるのかもしれません。

予期せぬ事態に対応しようと夢中になってここまで来たけれど、

まだ終わりの見えないこの状況では、無理もありません。

今頃「大変だったけど、なんとかやったよね。」と言いたくて

がんばってきたのですから。


そうでなくても、太陽は弱まり、木々は色づき、涼しい風に吹かれて

どことなく寂しい、悲しい気持ちになる季節です。


自然が作り出す環境、人が作り出す環境によって

気分が高揚したり、落ち込んだりするのはごくごく自然なことですが、

確かにあまりうれしいものではありません。 今回は心の冬支度についてです。


対策は二つ。

冬はこんなもん。とあきらめて、そのまま春が来るのを待つ。(冬眠!)

もう一つは、落ちたら上げる。を小さいうちにこまめに行う。


どちらも大切なのは不調にフォーカスしすぎないこと、振り回されないことです。

あ、落ちてるな。気になるな。と思ったら、小さい間にケアしましょう。


動物たちは冬眠して活動を停止することで、厳しい環境を乗り切ります。

私たちはそういうわけにはいかないので、冬眠をお昼寝程度に細かく取るイメージです。


自然の中で雄大な景色を眺め、鳥の声を聴いてリフレッシュする。

インテリアを少し変えて居心地のいい空間を作る。

いつもより丁寧に料理を作って、ディナーを楽しむ。

運動する。カラオケで歌いまくる。

有給を取って自分メンテの日にする。

テレビ、ネットは見ない…などなど。


人がいいと言ったものが自分にもいいとは限りません。

自分はどんな時気分がいいのか。優先したいものは何か。


お金のかからないことから、ちょっと贅沢なもの。

簡単にすぐできることから、予約や準備の必要なもの。


それをやる前より、やった後に少しでも気分が上がればいい。

そんなご機嫌になるスイッチです。


ご機嫌スイッチはたくさんあった方が役立ちます。

冬が来る前に、書いているとワクワクするようなことを、

できるだけたくさんリストアップしてみてください。


そして、早めのケアを。

かさつくお肌のお手入れと同じように、心のケアも…です。

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